高尾にある西明寺(さいみょうじ)です。西明寺は天長年間(824年-834年)に空海の高弟が神護寺の別院として創建したと伝えられています。その後荒廃したが、建治年間(1175年-1178年)に和泉国槙尾山寺の我宝自性上人が中興し、本堂、経蔵、宝塔、鎮守等が建てられました。
正応3年(1290年)神護寺より独立した後に兵火により堂塔は焼亡しましたが、慶長7年(1602年)に明忍律師により再興されました。現在の本堂は、元禄13年(1700年)桂昌院の寄進により再建されたものです。