八瀬にある瑠璃光院(るりこういん)です。
「八瀬」の地は、「矢背」とも記されるように、壬申の乱で背中に矢傷を負われた大海人皇子(天武天皇)が八瀬の釜風呂で傷を癒されてより、平安貴族や武士たちにやすらぎの郷として愛されてきました。
その後、大正末から昭和の初めにかけて、一万二千坪の敷地に延二四〇坪に及ぶ数奇屋造りに大改築するとともに、自然を借景とした名庭を造営されたのが瑠璃光院です。