大原にある寂光院(じゃっこういん)です。
寂光院は天台宗の尼寺で、山号は清香山、寺号を玉泉寺と言います。推古二(五九四)年に、聖徳太子が御父用明天皇の菩提を弔うために建立された寺で、本尊は、聖徳太子作と伝えられる六万体地蔵尊(重要文化財指定)でしたが、平成十二年の火災により損傷したため収蔵庫にて安置されることになりました。
現在は財団法人美術院によって復元された本尊が、本堂に安置されています。