東福寺にある天得院(てんとくいん)です。
天得院は、東福寺の塔頭で南北朝時代の正平年間(1346-70)東福寺第三十世住持、無夢一清(むむいっせい)禅師が開創した寺です。その後衰微し、大機慧雄禅師により再興されました。
その後、豊臣秀頼の請に応じ方広寺の鐘銘を撰文、その中の「国家安康君臣豊楽」の文が家康の怒りに触れ、取壊されましたが、天明9年(1789年)堂宇が再建し、現在に至っています。