六道珍皇寺

六道珍皇寺は、「あの世とこの世の境」と伝えられる六道の辻に建つ、京都でも特に神秘的な寺院です。平安時代には、ここが死者の世界へ向かう入口と考えられ、多くの人々が故人を見送る場所でした。現在も「お盆の発祥地」とされる伝承や、小野篁(おののたかむら)の伝説で知られています。

境内には、小野篁が冥界へ通ったと伝わる「冥土通いの井戸」や、冥界から戻る際に使ったとされる「黄泉がえりの井戸」が残されており、京都でも屈指の歴史ロマンを感じられるスポットです。六波羅蜜寺や清水寺にも近く、東山散策の途中に立ち寄る人が多く訪れます。

歴史・由緒

六道珍皇寺の創建は平安時代初期と伝えられ、開基は慶俊僧都とされています。寺名は、中国の伝説上の帝王・閻魔大王(珍皇)に由来するといわれています。

平安時代、この付近は「鳥辺野」と呼ばれる葬送地への入口であり、人々はここを「六道の辻」として死者を見送りました。また、平安時代の学者・歌人であった小野篁が昼は朝廷に仕え、夜は閻魔大王の補佐として冥界へ通ったという伝説が残り、現在もその井戸やゆかりの史跡を見ることができます。

見どころ

冥土通いの井戸

小野篁が夜になると冥界へ通ったと伝わる井戸で、六道珍皇寺最大の見どころです。

黄泉がえりの井戸

冥界から戻る際に使われたと伝わる井戸で、特別公開時に見学できます。

六道の辻

平安時代、人々が「あの世とこの世の境界」と考えた歴史ある場所です。

精霊迎え「六道まいり」

毎年8月には「六道まいり」が行われ、多くの人が先祖の霊を迎えるため参拝します。

小野篁ゆかりの寺

学者・歌人・官僚として知られる小野篁の数々の伝説に触れることができます。

訪問のポイント

六道珍皇寺を訪れるなら、8月のお盆前に行われる「六道まいり」の時期がおすすめです。境内には多くの参拝者が訪れ、京都のお盆文化を体感できます。

通常は非公開となっている冥土通いの井戸や黄泉がえりの井戸は、特別公開期間のみ見学できます。六波羅蜜寺や六道の辻、京都国立博物館、清水寺とあわせて巡ると、平安時代の京都の歴史をより深く知ることができます。

基本情報

拝観時間
  • 9:00~16:00
  • 特別公開・法要時は変更される場合があります
拝観料
  • 境内無料
  • 特別公開時は拝観料が必要な場合があります
アクセス
  • 京阪「清水五条駅」から徒歩約10分
  • 市バス「清水道」から徒歩約5分
  • 六波羅蜜寺から徒歩約3分
住所 京都市東山区小松町595
公式サイト https://www.rokudou.jp/

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地図

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