大原にある寂光院(じゃっこういん)です。
寂光院は天台宗の尼寺で、山号は清香山、寺号を玉泉寺と言います。推古二(五九四)年に、聖徳太子が御父用明天皇の菩提を弔うために建立された寺で、本尊は、聖徳太子作と伝えられる六万体地蔵尊(重要文化財指定)でしたが、平成十二年の火災により損傷したため収蔵庫にて安置されることになりました。
現在は財団法人美術院によって復元された本尊が、本堂に安置されています。
建礼門院徳子が余生を送った尼寺として有名です。
2000年の放火で全焼した本堂が見事に復活していますが、そのときの被害は、はかり知れません。特別公開時のみ、焼けこげて残るご本尊を拝観することが出来ます。焼けこげたご本尊を見るとその時の炎の勢いが伺え知れます。
京都市左京区大原草生町676
075-744-3341
拝観日:年中無休
拝観時間:9:00-17:00(冬季拝観は年により変更あり・詳細はホームページで)
拝観料:大人600円/高校生600円/中学生350円/小学生100円