岩倉にある実相院(じっそういん)です。
実相院は元天台宗の寺門派の単立寺院で、本尊は鎌倉時代に作られたと伝えられる木造立像の不動明王です。
実相院は門跡寺院であることから、昔から、岩倉門跡とか、岩倉御殿とも呼ばれています。
門跡寺院とはその寺院の住職を天皇家の血を引く方々が務められていた、格式の高い寺院のことで、代々皇室から大きな支援を受けて栄えていました。
とくに室町時代から江戸時代にかけては、天台宗寺門派では数少ない門跡寺院の随一とされていました。
床に映る「床緑」(新緑の頃)や、「床紅葉」で大変有名ですが、撮影はできません。撮影ができないだけに、写真の代わりに目に焼き付けてもらいたい場所です。
京都市左京区岩倉上蔵町121
075-781-5464
拝観時間:9:00-17:00/9:00-16:30(冬季)
拝観料:500円