猪熊通寺ノ内にある妙蓮寺(みょうれんじ)です。
妙蓮寺は、宗祖日蓮大聖人より帝都弘通宗義天奏の遺命を受けた日像聖人によって、永仁2年(1294)に創建されました。皇族始め足利将軍義尚等の参詣多く、格式高い寺となりました。
天正15年(1587)に現在地に移転した当寺は、塔頭27ヶ院を有する大寺院でしたが、天明8年(1788)の大火によって、そのほとんどが焼失し、わずかに宝蔵・鐘楼を残すのみとなり、現在は塔頭8ヶ院の寺となりました。
玄関・奥書院の襖絵は、長谷川等伯一派の筆といわれる濃彩の金碧画で、見応えがあります。また、枯山水の庭は十六羅漢石庭と呼ばれており、文字通り16の石が見事に配置されています。
京都市上京区寺之内通大宮東入妙蓮寺前町875
075-451-3527
休観日:水曜日
拝観時間:10:00-16:00
拝観料:境内自由/方丈・庭500円/収蔵庫+300円(要予約)