八瀬にある瑠璃光院(るりこういん)です。
「八瀬」の地は、「矢背」とも記されるように、壬申の乱で背中に矢傷を負われた大海人皇子(天武天皇)が八瀬の釜風呂で傷を癒されてより、平安貴族や武士たちにやすらぎの郷として愛されてきました。
その後、大正末から昭和の初めにかけて、一万二千坪の敷地に延二四〇坪に及ぶ数奇屋造りに
大改築するとともに、自然を借景とした名庭を造営されたのが瑠璃光院です。
窓から見える紅葉や新緑の紅葉は息を飲む美しさです。春の公開時はわりと参拝者も少なく、窓際にすわり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
京都市左京区上高野東山55番地
075-781-4001
拝観期間:春と秋に特別公開(通年公開されていませんのでご注意)
拝観時間:午前10時-午後4時30分
拝観料:大人500円 、中高生300円、団体(20名様以上)400円、小学生以下無料