聖護院にある聖護院門跡(しょうごいんもんぜき)です。
聖護院門跡は、寛治四年(1090)に増誉大僧正が白河上皇の熊野御幸の先達を勤めた功績により、寺を賜ったのが始まりです。後白河天皇の皇子・静恵法親王が入寺したことで宮門跡となりました。
御所炎上の際には、天皇が仮皇居とされたため、「聖護院旧仮皇居」として国の史跡に指定されています。通常は葉書で予約しないと拝観できません。
数々の仏像はもとより、狩野派の絵師による150面以上の障壁画が現存しているため、建物の内部はほぼ障壁画と言えるほどです。また、どうやって手入れをしているのか想像もつかない、市松模様に白砂が敷き詰められた枯山水のお庭があります。
京都市左京区聖護院中町15
075-771-1880
拝観日:葉書にて要予約
拝観時間:10:00-/14:00-
拝観料:600円