菊水鉾

菊水鉾(きくすいぼこ)は、京都・祇園祭前祭(さきまつり)に参加する大型の鉾の一つです。鉾の名は、かつて町内にあった名水「菊水井(きくすいい)」に由来し、菊の露を飲んで長寿を得たという中国の故事になぞらえ、不老長寿や無病息災を象徴する鉾として親しまれています。

高さ約26メートルを誇る鉾は、豪華な懸装品や精巧な彫刻で彩られ、「動く美術館」と称される祇園祭を代表する山鉾の一つです。

宵山期間には鉾の内部が公開され、多くの参拝者や観光客がその優雅な姿を楽しみます。

歴史・由緒

菊水鉾の起源は室町時代にさかのぼります。

町内にはかつて「菊水井」と呼ばれる名井戸があり、中国の故事に登場する「菊の露を飲んで長寿を得る」という伝説にちなみ、「菊水」の名が付けられました。

応仁の乱で一度焼失した後、長い間巡行への参加が途絶えていましたが、町衆の努力によって1952年(昭和27年)に約150年ぶりに復興し、現在の山鉾巡行へ復帰しました。

現在も、長寿や健康を願う人々に親しまれる鉾として受け継がれています。

見どころ

菊水井に由来する鉾

町内にあった名井戸「菊水井」にちなみ名付けられました。

長寿・無病息災の象徴

中国の「菊の露」の故事に由来し、不老長寿や健康を願う鉾として親しまれています。

約150年ぶりの復興

1952年に山鉾巡行へ復帰し、祇園祭復興の象徴の一つとなりました。

豪華な懸装品

美しい染織品や木彫、金工など、京都の伝統工芸を間近で鑑賞できます。

訪問のポイント

菊水鉾を訪れるなら、宵山期間がおすすめです。鉾内部を見学できるほか、提灯に照らされた幻想的な姿も楽しめます。

巡行当日は四条烏丸周辺で迫力ある辻回しを見ることができ、長刀鉾、月鉾、鶏鉾、函谷鉾など前祭を代表する山鉾も徒歩で巡ることができます。

また、現在の鉾町には老舗和菓子店「菊水鉾町」の限定授与品などもあり、祇園祭ならではの雰囲気を味わえます。

基本情報

アクセス
  • 阪急京都線「烏丸駅」徒歩約3分
  • 京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」徒歩約3分
  • 京都市バス「四条烏丸」徒歩約3分
住所 京都市下京区室町通四条下る菊水鉾町
公式サイト http://www.gionmatsuri.or.jp/yamahoko/kikusuihoko.html

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地図

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