京都大学東南アジア地域研究研究所は、京都大学吉田キャンパス内にある歴史的建築です。現在は東南アジア地域研究研究所として利用されていますが、建物は1906年(明治39年)に京都帝国大学附属図書館として建設されました。
赤煉瓦と花崗岩を組み合わせた重厚な洋風建築は、明治時代の大学建築を代表する貴重な建築遺産です。左右対称の美しい外観やアーチ窓、切妻屋根など、明治期の西洋建築の特徴を現在まで良好な状態で残しています。
現在は研究施設として利用されているため内部見学はできませんが、京都大学創設期の面影を今に伝える建物として、京都を代表する近代建築の一つとなっています。
歴史・由緒
京都帝国大学は1897年(明治30年)に創設され、日本で2番目の帝国大学として誕生しました。
附属図書館は大学の発展にあわせて1906年に完成し、学生や研究者の学術活動を支える中心施設として利用されました。赤煉瓦造による堅牢な構造と、西洋建築を取り入れた意匠は、当時の大学建築として最高水準のものでした。
新図書館の完成後は用途が変更され、現在は京都大学東南アジア地域研究研究所として活用されています。創建から100年以上を経た現在も現役の研究施設として使用されており、京都大学の歴史とともに歩み続けています。
見どころ
明治時代の赤煉瓦建築
建物全体を覆う赤煉瓦の外壁は、京都大学創設期を代表する景観です。重厚感ある外観は、明治洋風建築ならではの風格を感じさせます。
旧京都帝国大学附属図書館
1906年に附属図書館として建設されました。京都帝国大学創設期の学術研究を支えた建築として高い歴史的価値を持っています。
花崗岩の装飾
窓枠や帯石には花崗岩が用いられています。赤煉瓦との美しいコントラストが建物全体を引き締め、明治建築らしい端正なデザインを演出しています。
ツタに彩られる外観
季節になると建物の壁面を覆うツタが美しく色づき、赤煉瓦との調和が印象的です。秋には京都大学を代表する風景の一つとなります。
京都を代表する近代建築
京都府庁旧本館、新島襄旧邸、聖アグネス教会、京都ハリストス正教会などと並び、京都の明治期を代表する洋風建築です。京都大学の歴史を象徴する建築として建築ファンからも高い人気を集めています。
訪問のポイント
建物は現在も研究施設として利用されているため、見学は外観のみとなります。赤煉瓦の外壁は南西側から眺めると建物全体を見渡すことができ、写真撮影にもおすすめです。
周辺には京都大学総合博物館、京都大学時計台記念館、吉田神社、百万遍知恩寺などがあり、京都大学キャンパスを散策しながら近代建築を巡るコースとして人気があります。
基本情報
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| 住所 | 京都市左京区吉田下阿達町46 京都大学吉田キャンパス内 |